漢方を飲んでも症状が変わらない。
そんなこともあると思います。
私は飲んで改善したこともありますので、漢方を飲む方です。
しかし、長年の胃腸の不調は手強いのでありました…。
断食を始めた原因
健康な身体は資本です。
ずっと健康や安全な食事に気を付けていたのですが、消化不良がなかなか改善されず
みぞおちの鈍痛
胃痛
右脇腹の痛み
などが長引いたため、改善する方法を探し断食に辿りつきました。
「10年の不養生には10年の養生」
「10年の不養生には10年の養生」
養生と言うのは病気などを治すことです。
つまり10年暴飲暴食やら不健康な生活をしていたら、
それと同じ期間が健康を取り戻すのに必要になるということです。
そうです、長年の不調は長年の習慣が原因です。
私の場合は5年ぐらいでしょうか…。
好きな物を食べて、食べ過ぎて、不健康になるのは自己責任。
健康を取り戻すのに、努力が必要なのは明らかです。
食べることでは改善しない
世の中には、○○には○○を食べると効果的、というのがたくさんあります。
ネットで検索すれば、すぐに答えが出てきます。
しかしそれが本当に正しいかはわかりません。
1つの意見が正しく、かつ自分に合うかはわからないからです。
朝ごはんは食べるべきか否か
朝ごはんは食べるべきか、食べない方が良いか。
どちらだと思いますか。
情報としてはどちらもあります。
結局のところ人それぞれ合う合わないのスタイルがあると思います。
肉食、菜食、果物食、一日〇食。
試してみるしかないです。
しかし、言えるのは「1日3食」は人間には多すぎるということです。
この習慣が始まったのは戦後、つまり70年ぐらいの歴史です。
昔は1日2食で、おやつ(甘いものというわけではない)があったりなかったりという食べ方をしていたと言います。
英語の breakfast は朝を破るというような意味
フランス語の petit dejeuner は小さいお昼という意味
ヨーロッパは特に重い食事を朝にしない傾向があります。
日本はというと、昔は朝一仕事してからご飯を食べたというので、
10時前後に1食目、夜に2食目を食べていたイメージです。
(地域によると思います)
現代では朝ごはんを食べるようにとしきりに言われていますが、
実は歴史上はそうでもないですし、むしろ体に悪いという医者もいます。
午前中は身体の排出時間だそうで、食べ物を体内に入れる時間ではないそうです。
食べない=断食
断食=ファスティング
というのが近年流行ってきています。
タレントやモデル、セレブの影響、または自然派の影響など様々です。
ちなみに1日1食を実践しているのは
日本ではビートたけし、タモリ、ガクト、福山雅治
海外で有名なのは、スティーブ・ジョブズ
彼はりんごやにんじんなどかなり限られたものしか口にしなかったそうです。
私は食べる量(人間として)が気になっていたので、以前から興味がありましたがなかなか始められないでいました。なんといっても食べることが好きだと言うことにまず気づきました。
作ることも好きですが、食べ物を味わって考えることがとても楽しいです。
一方で世界の食糧事情を考えるとこのままではいけないのは明白です。
日本人のような食生活をしていたら世界では食料が足りなくなると言われています。
私は朝食べないと気持ち悪くなるので絶対に何か食べる方です。
かといって夜は仕事が終わってからどうしても何かを食べたくなるものです。
そして痩せているから何か食べなければまた痩せてしまうと理由をつけて食べたり…。
しかし、原因はそこにあったのです。
消化不良の人がまずすること
栄養を補うために食べることが大事なのではなく、
疲れている胃腸や内臓を正常にするために「食べない」ということが必要
だということにやっと気づきました。
恥ずかしながら夜食べ過ぎが続いたこともあり、胃腸はもう疲れ切っていると思います。
それでお腹が痛くなって漢方を飲んだり、食べ物を変えてみたり。
それでは意味がなかったのです。
それから内臓、しいては自分のために断食をしっかりやるぞ!と思い調べ始めました。
やり方は何種類もあります。
個人でやるより、医師の元で行う方がいいとありますが身近にそんな機関はありません。
ですので、本を読むことにしました。
夫婦で楽しむ、ファスティング入門 船瀬俊介、山田豊文
朝だけ断食 9割の不調が消える! 鶴見隆史
個人的には船瀬さんの本をもっと読みたいところです。
断食に挑戦して
現状
食べてもすぐにお腹がいっぱいになる。(量を食べられない)
胃腸が消化吸収していないのを感じる。(太れない)
1日3食でお腹が疲れる。
〇1日目
ということで思い立ったところですぐ実践。
お昼を食べてから次の日のお昼まで実践することにしました。
休みの日なので夜は食べなくてもイライラはありませんでした。
夜にはぐーという音が鳴りました。これが大事、本当の空腹の音です。
〇2日目
朝 お腹がへこんで、正に背中とお腹がくっつくぞ!という感じ。
水を飲み、でもやっぱりお昼まではきついと思い、
お味噌汁(かつお節粉、乾燥よもぎ)を一杯、噛みながら頂きました。
熱いせいか、一気に身体が熱くなるのを感じました。
そしてお昼は胃に優しそうな、お豆腐をくずしたお味噌汁を頂きました。
この時もまた体が熱くなりました。
夜 少量のごはんと卵など。
4分の1すりおろしたりんご、レモン汁、ブルベリー3個、はちみつ小さじ1
を豆乳ヨーグルトに混ぜたもの
本当は1日断食に対して1日は復食なので、お粥などが望ましいです。
〇3日目
朝 お水数杯のみで食べないでみました。
意外に気持ち悪くなりませんでした。
空腹は少し感じる程度で、我慢できました。
休みなのでゆっくりできているのは大きいです。
昼 漬物にしたキャベツとトマト、しらすに亜麻仁油をかけたもの。
と、ピザを…。本当はお米の予定だったのですが諸事情で…。
〇4日目
朝 どうしても食べたい気持ちがあり、甘酒一杯とカシューナッツを少し食べました。
ナッツ類は血糖値の上昇が緩やかなようなので、先に食べました。
ナッツ類はあまり食べないのですが、買ってみた次第です。
甘酒は飲む天敵と言われますが、良く考えてみればお米なので炭水化物です。
そして加糖でなくても個人的には激甘で、ちょっと重かったので豆乳ココアや豆乳抹茶の方が良いと感じました。
昼 小さいおにぎりと野菜の漬物、りんご2切れ、卵スープ
夜 おにぎり、野菜漬物、しらす、チョコ…
〇5日目
朝 お白湯2杯、はちみつ小さじ1
前日夜食べ過ぎで(…)食べない方が良いと感じました。
お腹に良いかとはちみつだけ舐めました。
仕事でしたが、気持ち悪くなることはなく朝食べないことに身体と気持ちが慣れてきました。
10時頃には空腹を感じることが心地よいと感じました。
昼 小さいおにぎり、野菜漬物、ひじき煮物、納豆、しらす、りんごレモンすりおろし豆乳ヨーグルト
久しぶりに色んな種類のおかずを少しずつお皿に乗せて食べました。
盛り付けるって大事ですね。
断食をして
朝だけ断食=1日2食は続けられると感じました。
朝食べないことで昼までの空腹が心地よいと感じましたし、お腹の痛みもいつのまにか気づかないぐらい軽減しました。
身体のリズムによりますが、食べないまたは飲み物だけで続けていけそうです。
空腹が大事!
間食は我慢することができました。
この間食と食べ過ぎが天敵です。
食事を始めてから15分ほどでお腹に入って来ているのを感じてくると言われています。
ゆっくり噛むことで唾液もたくさん出て満腹感を促進させます。
また、量を抑制するために小さい器に多く盛るという方法もあります。
そして重要なのは、空腹の時間をつくるということです。
目安は16時間
この16時間の間に細胞のお掃除が行われるそうです。
1日に空腹の時間があることで、老化防止、免疫力向上につながるそうです。
少食と飽食、サルの実験
ウィスコンシン州で行われたサルの実験があります。
カロリーを7割に制限した少食組、10割の飽食組に分けて20年観察したところ、
同じ年齢でありながら、少食組はシワがなく、毛づやも良く、目が輝き、表情が若々しいけれど、
飽食組はその反対ということでした。
また、食事半減で発がんは3分の1以下になるそうです。
日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人が死亡すると言われており、
もっとも簡単ながん予防は「食べない」工夫とのことです。
2人に1人にがん、これは異常としか言いようがありません。
医療費よりも健康維持のためにお金を使いたいですね。
食べるという字は、人に良い
本当だ…。だから今は食べ間違いが起きているのです。
そしてがんは感じで「癌」
口が3つに山、たくさん食べるから病になるということです。反省反省、そして改善。
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